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歯周病

periodontal disease

歯周病とは?


歯周病は、歯を支える歯周組織(歯肉、歯槽骨、歯周靭帯)に影響を与える炎症性の疾患です。これは主にプラーク(歯垢)が溜まることによって引き起こされ、正しいお口のケアが行われないと進行します。プラークは、食べ物の残りや細菌、そしてそれらが分泌する物質から成り立っていて、これが歯や歯肉に長時間付着していると、歯肉炎を引き起こす原因となります。

歯周病イラスト

歯周病の原因は?


歯周病は、歯を支える歯茎や骨に影響を及ぼす病気で、これにはいくつかの原因があります。

◇プラークの蓄積


歯に付着するプラークは、お口の中の細菌が唾液や食べ物の残りかすと混ざり合ってできる薄いバイオフィルムです。プラークが歯茎の周りに溜まると、細菌が歯茎に悪影響を及ぼし、歯茎が赤く腫れて痛むようになります。これが進行すると、歯茎が歯から離れ、歯がグラグラする症状が現れることもあります。

◇口腔ケア不足


正しい歯磨きなどが行われていないと、プラークがたまりやすくなり、歯石となって硬くなり歯茎に悪影響を及ぼします。そして歯周病を引き起こしやすくなってしまいます。

◇タバコ


タバコは歯周病のリスクを大幅に増加させます。煙に含まれる化学物質は歯茎の血流を悪くし、歯茎の自然な治癒力を低下させます。また、口内の細菌のバランスを崩し、有害な細菌が増える原因ともなります。

◇病気や薬


体の病気や薬の影響で歯周病が悪化することがあります。例えば、糖尿病の方は歯周病のリスクが高く、炎症のコントロールが難しいことがあります。また、一部の薬剤は口の乾燥を引き起こし、これがプラークの蓄積を促してしまうこともあります。

◇遺伝


歯周病は家族間で一貫した傾向が見られることがあり、これは遺伝的な要因が関わっていると言われています。遺伝的な要因がある人は、歯周病になりやすいため、予防策をしっかりと取る必要があります。

歯周病になりやすい年齢はある?


歯周病は、さまざまな年齢層で発生する可能性がありますが、一般的に中高年齢層での発生が多いとされています。

若年層


若い人々の中では、軽度の歯茎の炎症(歯肉炎)が一般的ですが、これは正しい口腔ケアを行うことによって解消されることが多いです。しかし、不適切な口腔衛生習慣や喫煙などの悪い生活習慣がある場合、歯周病が進行するリスクが増加するので注意しましょう。

中年


歯周病は、30代から40代にかけてより一般的になり始めます。これは、年齢とともに口の中の組織が弱くなること、また生活習慣病や慢性的な疾患が影響を及ぼすからです。プラークの蓄積や歯石が長年にわたって存在すると、歯周病のリスクが増加します。

高齢者


50代以降は、歯周病のリスクがさらに高まります。これは、加齢による唾液の減少、免疫機能の低下、持病や薬の影響などが絡んでくるためです。また、高齢者は歯周病の初期症状を見逃しやすく、治療が遅れてしまうことで進行してしまうことがあります。

妊娠中の女性


妊娠中の女性は、ホルモンの変化により歯周病になりやすくなることが知られています。これは一時的なものであることが多いですが、注意が必要です。

これらを踏まえると、歯周病は中高年に多く見られますが、生活習慣や健康状態によっては若い時期から発症することもありますのでまだ大丈夫と思わずしっかりと予防をしていきましょう。

歯周病の進行段階


step1

歯肉炎

歯周炎は歯周病の初期段階で、プラークが歯茎に溜まると歯茎が赤く腫れたり、出血しやすくなったりします。この段階ではまだ骨は影響を受けていないため、適切なケアを行うことで改善することが可能です。

歯周病初期
step2

軽度の歯周病

プラークがさらにたまると、歯茎から歯が離れて小さな「ポケット」ができます。ここで細菌が繁殖し、歯を支える骨が少しずつ失われ始めます。

歯周病軽度
step3

中度の歯周病

歯周ポケットが深くなり、歯を支える骨の損失が進行します。歯茎の腫れや出血、口臭がひどくなることがあります。

口臭が気になる方は以下のページでチェックしてみてください。

歯周病中度
step4

重度の歯周病

骨の損失がさらに進行し、歯がグラグラするようになります。この段階では、歯を失ってしまう可能性が高くなります。

歯周病重度

歯周病の治療の流れ


1

初期診断

専用の道具で歯茎の間に挟み、歯と歯茎の間にできた「ポケット」の深さを測ります。この「ポケット」が深いほど歯周病が進んでいます。また、X線を撮って、歯を支える骨がしっかりしているかをチェックします。

医師のカウンセリング
2

歯のクリーニング

専用の機械を使って、歯に付着した食べかすや細菌をきれいにします。これは、普段の歯ブラシなどのケアでは取れない部分も掃除してくれるので、とても効果的です。

定期健診
3

スケーリングとルートプレーニング

「スケーリング」は、ヘラのような道具で歯の表面の汚れを落とします。ルートプレーニングでは、歯の根の部分を滑らかにするため、研磨機で磨きます。これにより、歯に汚れがたまりにくくなります。

院長の治療風景
4

抗生物質の処方

歯周病は細菌が原因なので、抗生物質で細菌を退治します。これは錠剤で飲むこともあれば、歯茎に直接塗るジェルの形であることもあります。

抗生剤
5

手術治療

歯周病がかなり進んでしまった場合、歯茎を切って、より深く掃除する必要があるかもしれません。また、歯を支える骨がダメージを受けている場合は、新しい骨を移植する手術が必要になることもあります。

歯医者の治療器具
6

メンテナンス

治療が終わったら、お口の中がきれいになったので、それを保つために定期的な検診やクリーニングでメンテンナスをする必要があります。家でのブラッシング、フロスも大切です。

ブラッシングフロス

歯周病を防ぐには?


◇適切な歯磨き


適切な歯磨きは、歯周病を防ぐ基本です。ブラシは歯と歯茎の境界に傾け、小さな円を描くように優しくブラッシングします。歯の内側と外側、咬む面を念入りに磨きましょう。適切な歯磨きは、プラークを取り除き、歯周病の原因となる細菌を減少させます。

◇フロスや歯間ブラシの使用


歯ブラシだけでは届かない歯間のプラークを取り除くため、フロスや歯間ブラシの使用が重要です。一日に一度、歯間を掃除しましょう。これにより、歯周病のリスクを低減することができます。

◇定期的な歯科検診


歯科検診を定期的に受けることで、初期の歯周病を早期発見し、適切な治療を受けることができます。また、歯科医師や歯科衛生士によるプロフェッショナルクリーニングで、頑固な歯石も取り除かれます。

◇バランスの良い食事


バランスの良い食事は、お口の健康をサポートします。特にビタミンCとカルシウムが豊富な食品を摂取しましょう。これらは歯茎の健康を保ち、歯の強化に役立ちます。砂糖の摂取は控えめにして、歯周病を防ぐ助けとなります。

◇喫煙のやめる


喫煙は歯周病のリスクを著しく増加させます。タバコに含まれる化学物質は、歯茎の血流を悪くし、口腔内の治癒力を低下させます。健康な歯茎のために、喫煙をやめることが重要です。これは全身の健康にもプラスとなります。


歯周病かも?とお悩みの方は、神戸市兵庫区にある歯医者【橋本歯科医院】にお気軽にご相談下さい。

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